こんにちは。天道です。
今回は、僕の過去の職業についてご紹介しようと思います。
以前の僕はアルバイトや正社員を含め、様々な職種で働いていました。
そこで今回取り上げるのは、“送迎”という職業についてです。
送迎の職業の業務内容と裏話についてご紹介しようと思います。
送迎の業務内容
初めに今回ご紹介する送迎の業務内容ですが、僕の経験談に基づいて記しているため、全ての方に当てはまるものではありませんので、予めご了承下さい。

送迎の職種といっても様々な分野があります。
皆さんが良く目にするのは、”介護施設”や”病院”の送迎などだと思います。
しかし、僕が担当していたのは、”派遣会社”に登録している“派遣社員”を職場に送迎するという分野でした。
僕は、派遣会社の送迎の”アルバイト”として入社し業務をこなしていました。
送迎の業務内容は簡単に思われがちなのですが、実はそうでもありません。
というのも、毎朝会社に出社すると必ず“体温計測”と“アルコール検査”があります。
体温計測は、日常の健康状態の管理のための測定になります。
例えば、微熱程度の健康状態でも、車の運転は出来なくなります。
また、アルコール検査でも同様に酒気を帯びている場合も業務はできません。
これらの検査をクリアすると業務開始となります。
僕が担当していたルートは、派遣社員が務めている勤務先の最寄りの駅からの送迎でした。
AM7時までに最寄り駅に到着し、派遣社員を乗せて派遣先に送迎します。
派遣先に到着すると、出向元の会社にて派遣元の会社や送迎車の氏名を記入して”送迎の業務”は終了となります。
ここまでの送迎の業務時間は“約1時間程度”です。
しかし、送迎の業務は終わったものの、自身の会社に戻るとまた新たな業務が始まります。
それは、送迎車の“洗車”や“内装の掃除”の業務です。
僕が勤めていた会社では、会社から支給された車で送迎を行っていました。
そのため、車の側面には派遣会社の会社名が記入されているので、車を清潔に保つ必要があります。
車の外装の洗車に1時間、内装清掃に1時間と合計2時間近くの清掃時間がありました。
毎日清掃する理由を上司に聞いた所、出向元の会社の印象を良くするためや、派遣社員の方々の気持ちをリフレッシュするためだそうです。
その他、理由は様々あると思うのですが、深く掘り下げて聞くことはありませんでした。
洗車と内装清掃が終わると、出向元の派遣社員の方々の業務終了時間までの間は”自由時間”となります。
しかし、自由時間にも送迎の業務はあります。
というもの、急遽体調不良で早退した方や出向先のシフトの状況によって送迎時間が異なるため、その時間に送迎をしなくてはなりません。
そういった業務体制のため、出向先の業務終了時間まで気を抜けません。
送迎の裏話
上記で記したように実質の労働時間やイレギュラーな送迎を除けば、業務的には負担はありません。
しかし、実質労働時間よりも待機時間が長時間なため、暇を持て余します。
僕が勤めていた会社は、送迎の業務が終わると自由時間であったため、副業が許されていました。

僕は、この自由時間の間に自宅に帰って資格の勉強やYouTube、Twitterなど様々な娯楽時間に費やしていました。
当時、同じ職場で働いていた方に自由時間の使い方に聞いた所、やはり資格の勉強や自身の趣味に費やす事が多かったみたいです。
送迎の仕事は、一定の時間を過ぎれば自由時間になるため、僕が入社した当時は多くのアルバイトの方が居ましたが、やはり待機時間が長いため、離職率は高かったです。
しかし、待機時間が長く暇を持て余すというデメリットはあるものの、メリットもあります。

例えば、食品工場に勤めていた派遣社員を送迎した時には、いち早く新商品の情報を得る事ができました。
各々の企業のコンプライアンスがあるため詳しくは記せませんが、某大手コンビニチェーンの主力商品の情報や製造方法などを聞くことができました。
2020年6月現在、全国的に出荷している商品は、様々な問題を抱えていた過去があり、製造に大変苦労したそうです。
また、某コンビニのお弁当や麺類を製造している社内販売の価格も教えて頂きました。
皆さんがコンビニなどで購入しているお弁当や麺類などは、店頭で”約500円前後”だと思いますが、社内ではとても安く購入出来るそうです。
製造元で価格は異なるため、一概には言えませんが、僕が当時送迎していた派遣会社の方によると、社内販売の価格は一律”50円”だったそうです。
この情報を聞いてから、僕はコンビニのお弁当類を購入するのを控えています。
その他にも、某大手車製造メーカーに送迎していた時は、当時各メディアで大々的に取り上げられていた車の情報を入手できました。
2020年現在でも販売・製造している車で、街中で見掛けてるたびに思い出します。
このように送迎という仕事は、デメリットもありますがメリットもあります。
ちなみに僕がこの職業を辞めた理由は、2つあります。
まず1つは、上記で記した”待機時間”の長さです。
実質労働時間は短いため肉体的な辛さはないのですが、やはり待機時間はとても長く感じた事や、いつ何時送迎の連絡が入るのか分からないため、気を抜けない事です。
2つ目は、“人命”を扱っているという事です。
たとえ送迎時間が短いからといっても、人命を扱う業務です。
送迎中に予期せぬ事が起こった時の事を考え、僕はこの仕事を辞める事を決意しました。

今回は、送迎という職業についてご紹介させて頂きました。
この記事を読んで送迎という仕事に興味が沸いていただいたら幸いです。
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