こんにちは。天道です。
今回は、僕の病気についてご紹介しようと思います。
皆さんは、「吃音症(きつおんしょう)」という病気をご存知でしょうか?

現在、テレビやマスコミなどのメディアで取り上げられているため、ご存知の方も多いと思いますが、まだまだ全国的に認知されていない病気です。
そこで今回は、吃音症について取り上げたいと思います。
吃音症とは
冒頭でも記しましたが、吃音症とはいったいどういった病気だと思われますか?
吃音症は、幼少期の頃に多く発症する病気で言葉が円滑に話せない事や言葉がスムーズに出てこない事を指します。
吃音症には、大きく分けて“3つの症状”があります。

まず1つ目は、“連発型”と呼ばれるものです。
例えば、「こ、こ、こんにちは」など初めの言葉を連続して発してしまう状態の事を指します。
次に“伸発(しんぱつ)型”です。
「こーーんにちは」など伸ばして発音してしまう症状を指します。
最後は、“無声型”です。
「こんにちは」という簡単な言葉でも「こ」と発してから無音状態となり、最初の言葉から続かない状態を指します。
僕は、幼少期の頃に上記で記した、「連発型」と「無音型」を発症していました。
吃音症は、幼少期の頃に発症し自然と回復する傾向があります。
しかしながら、吃音症は”様々な要因”で成人になっても発症し続ける場合があります。
成人になって以降も発症する原因は様々あるので一概には言えませんが、思春期以降に会話などのコミュニケーションを回避するといった行為から発症するケースが多く見受けられるそうです。
ちなみに僕は、幼少期頃か吃音症を発症して以降、社会人になった現在でも時々発症します。
またあえて、”か行”を記したのは理由があります。
僕は五十音の中でも”か行”と”た行”が苦手となっています。
しかし、吃音症の克服方法はあります。
そこで次は、僕が吃音症を克服するための方法をご紹介しようと思います。
吃音症の克服方法
今回ご紹介する克服方法は、僕自身が試した方法と経験を元にした情報のため、全ての人に当てはまるものではありませんので予めご了承ください。
僕は、幼少期の頃より吃音症を発症し、様々な場面で辛い場面を経験しました。
幼稚園時代のお遊戯会のセリフや学生時代の原稿を読む発表会など言葉を発する行事に上手くいった事がありません。
しかし、学生時代に気づいた事があります。
それは“リズム”に乗れば、吃音症が発症しない事です。
というのも、僕自身はカラオケなどを歌う時には吃音症を発症しません。
苦手である”か行”や”た行”がスラスラ言える事に気づいたのです。

この事に気づいた僕は、リズムに乗って言葉を発するという事を心掛けるようなりました。
心の中で自分が得意とするリズムを思い浮かべることで、言葉が発しやすくなり、吃音が解消されたのです。
社会人になった現在でもこの事を心掛けていますが、やはり吃音症の症状は出てしまいます。
そこで次に試したのは、ゆっくりと言葉を発する事です。
ゆっくりと言葉を発する事で吃音症は随分と解消され、自然と言葉が出てくるようになります。
しかし、それでも言葉が詰まってしまう場合は、僕は言葉の初めに「あ」を付けます。
例えば、お店などの注文時に「注文お願いします」が言えない場合は、「あ、注文お願いします」というようにしています。
リズムに乗る事とゆっくりと言葉を発する事で吃音症は克服出来る病気なのです。
また、周囲の理解者を作る事がとても大事な事だと思います。
社会人になって以降も、プレゼンテーションや会議の場面で極度の緊張から吃音症を発症してしまいます。
初めてこの病気を職場の上司や先輩方に打ち明ける時は、とても勇気が必要でした。
しかし、病気を告白して以降は精神的な負担が無くなりました。
もし、この記事を読んで吃音症に悩んでいる方は、僕の克服方法を試してみてはいかがでしょうか?
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